KOKUYOから鉛筆シャープが新発売(2020年11月発売開始)されましたので早速購入して使用してみましたので、その様子をレビューしていきたいと思います。
外観・芯の太さ
見た目的には6角軸になり、ますます鉛筆ぽく成りました。カラーラインナップは「黒」「白」「赤(1.3mmのみ)」の3色が有ります。また芯の太さは、0.3mm・0.5mm・0.7mm・0.9mm・1.3mmの5ラインナップ、ただし、赤芯は1.3mmのみになります。今回購入レビューを行うのは一番鉛筆感が出るであろう1.3mmの黒を試してみます。
持った感じは、とにかく軽い。一般的なシャーペンと比べると非常に軽く鉛筆にかなり近い持ち味になってます。通常はペン先の本体に収納されておりノックすることでペン先と芯が繰り出される仕組みになっておりますので筆箱の中で先が曲がって芯が出にくくなる心配もありません。持つところにラバーなどの処理もなくペン先とノック部分を除けばシルエットや持ち味は完全に鉛筆です。
シャーペン機能
これは画期的とおもったのが、シャーペンの芯の補充方法です。通常ノック部分を外したりして芯の補充を行いますが、元からノック部分に穴が開いておりここから補充を行います。1.3mmでは2本以上は補充出来ませんでしたが、芯が折れる事が無いので十分と思われます。ただ、この部分に塵が詰まった場合はどうやって除去すればいいのだろう?という心配はあります。
あとは他社であるような、芯がおれないような機能や自動芯振り出しなどの機能はありません。至ってシンプルなシャーペンです。作りはしっかりしてますのでがたつきなどはなく、振っても補充した芯が動く音は聞こえますがそれ以外には音やがたつきは有りません。
太さ比較と書き味
さて、一番気になる書き味と太さですが、1.3mmはやはり書いてみても線は太いです。ただ、通常の鉛筆のように書きながら自分で軸をくるくる回しながら書きますのでほぼ鉛筆扱いです。そしてこの太さから所以の書き味は、紙をするする滑る感じで非常に快適で最高です。普段使いでは自分の考えを紙に書いて纏める時やメモ書きのときに咄嗟に使用するのに向いているのではないでしょうか。手帳やノートにまとめする場合や提出書類を記入するのには小さい文字をかけないことや文字の太さが安定しないことから向いてないと言わざるを得ません。
太さを比較してみます。参考では0.3mmと0.5mmと1.3mmを定規で線を書きました。やはり1.3mmは太いです。
芯を比較してみます。
まさに別格の太さです。0.3mmを使用されている方は芯折れを普段から体験していると思いますが、1.3mmはこの太さがありますので筆者も使用してますが芯が折れると言うことは皆無です。
では、実際に文字を書いてみます。
比較としてボールペンのSARASAとbLenと万年筆・マッキーで書いたものを掲載しております。1.3mmはマッキーと変わらない太さになります。この太さになりますとさすがに手帳などに細かい文字で情報を記載するのはきびしいということがおわかり頂けると思います。
まとめ
シャーペンとしてこれ一本ですべてをまかなえる用な万能的な使用をするには向いていないと思います。シャーペンはお気に入りの0.5mmが1本有ればいい。というような感覚で使用するものではなく。通常使ってるシャーペンの他に、何か気になったら書き殴る、纏める為にいま頭を整理する為に書き殴る!というような使い方で使用するのが良いと思います。芯折れを気にせずにとにかく滑りの良い鉛筆でごりごり書く。削る必要も芯折れも気にせず没頭して書き殴るという用途にむいてます。
是非文房具でお手に取って試し書き出来るところで書いてみてください。その書き心地の虜になること請け合いです。