WordPressを使用してると、サイトヘルスステータスのところでおすすめの改善のところでモジュールエラーが発生するときがあります。どこで使用してるかは名前で分かるのですが、無くても問題無くWordPressが動作してるので余り気にしてなかったのですが今回きっちりと対応しようと言うことで対応のやり方をご紹介します。
出ている改善点は2点です。
- 警告 オプションのモジュール imagick がインストールされていないか、無効化されています。
- 警告 オプションのモジュール zip がインストールされていないか、無効化されています。
一つ一つ対応していきたいと思います。
サイト環境
さくらのVPSサーバ(1G)
wordpress 5.6
CentOS7
apache 2.4.6
PHP 7.4.13(cli)
MariaDB mysql Ver 15.1 Distrib 10.5.8-MariaDB
インストールする環境としては上記環境になります。
随時環境に応じて読み替えてください。
尚、php7.4ですのでremiリポジトリは入ってる前提です。
モジュールimagickとは
imagickが担ってる機能とは
- サムネイルを作成する。
- 画像などの画像加工を行う。
- 画像の枠線を入れる。
をPHPにて実行するPHPモジュールです。
モジュール imagick 公式ページ
imageMagick公式ページ
最新のモジュールが入れたいのであればここからダウンロードしてインストールする方法があります。ですが、推奨は機能さえはたせばいいので、yumでインストールする方法を推奨します。
手順としては
- モジュールimagickをインストールする
- インストールされたのを確認する
以上の様になります。では作業開始致しましょう。
モジュールimagickをインストールする
モジュールImagick入れる為にparlコマンドを使える様にする必要があります。
そのために、PHP-pear・PHP-devilをインストールします
yum -y install --enablerepo=remi,remi-php74 php-pear php-devel
その後、parlコマンドを使用して、imagickをインストール
pecl install imagick
ここで、/etc/php.ini の最終行にextension=imagick.soを記入してと書いてますが、私の環境では何故か動作しませんでした。
php.iniに記載しても動作しない場合は、全く別ファイルとして、/etc/php.d/に30-imagick.iniを新規作成して記述をする。
vi /etc/php.d/30-imagick.ini
ここに次の内容をそのまま記述する。
; Enable imagick extension module extension=imagick.so
そして、PHP-frmとhttpを再起動
systemctl restart php-fpm systemctl restart httpd
これで動作するはずです。WordPressで確認しましょう。
インストールされたのを確認する
ここでWordPressを確認する。
無事認識されました。完了です。
モジュールzipとは
ファイルの圧縮などzip形式のファイルを扱うmoduleです。
モジュールzipのインストール方法
モジュールzipはimagickに比べて簡単です。yumでphp-parl-zipを入れれば完了です。
yum --enablerepo=remi,remi-php74 install php-pecl-zip
インストールが終わったら、再起動です。
systemctl restart php-fpm
systemctl restart httpd
モジュールzipの動作確認
WordPressで確認します。
無事完了です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。imagickがかなりたいへんだったのではないでしょうか。VPSサーバではなくレンタルサーバにWordPressが搭載されているものであればメインOSにimagickやzipがインストールされているのでPHP.iniの記述だけで良かったりしますが、VPSサーバはこの辺が手間です。
今回の記事が、皆様のwordpress環境の改善のお役に立てたのならば幸いです。