こんにちは、makiyaです。
最近Ubuntu 24.0xをインストールしてみたけれど「日本語環境がうまく使えない」「日本語ReMixが無いけど大丈夫?」といった声をよく聞くようになりました。
そこで今回は、Ubuntu 24.0xで日本語環境を簡単に構築する手順を、できるだけ分かりやすくまとめてみました。ターミナルに慣れていない方でも安心して進められるように、GUI操作とコマンドの両面から解説します。
日本語環境は普通に使えます!まずは安心してください
まず結論からお伝えすると、Ubuntu 24.0xでも問題なく日本語環境を使うことができます。
確かに、以前までの「Ubuntu Japanese Remix(日本語対応版)」は22.0xまでで提供が止まっていますが、それ以降のバージョンでも、日本語化は公式パッケージで対応できるので心配いりません。
ステップ1:GUIから日本語を選択する(Gnomeの設定)
Ubuntuはインストール後、最初のログイン時に英語表示になっていることが多いです。まずはGUIから日本語に変更する方法を紹介します。
- 設定アプリを開く(歯車アイコン)
- 左側のメニューから「Region & Language(地域と言語)」を選択
- 「Language(言語)」をクリックして「日本語」を選択
- 「Restart(再起動)」を求められたら再起動する
再起動後、システム全体の表示が日本語になっていれば成功です。
ステップ2:コマンドラインから日本語パッケージを導入する
GUIで日本語がうまく反映されない場合や、より確実に設定したい方は、以下のコマンドで日本語パッケージを手動で導入しましょう。
日本語パッケージ導入
bashsudo apt update
sudo apt -y install language-pack-ja-base language-pack-ja
これで日本語ロケールの基礎がインストールされます。
次に、ロケール(言語設定)を変更します。
bashsudo localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE="ja_JP:ja"
source /etc/default/locale
設定確認
以下のコマンドで、現在の言語設定を確認します。
bashecho $LANG
ja_JP.UTF-8
となっていれば、日本語設定が反映されています。
その後、一度再起動することでログイン画面から日本語表示が反映されるはずです。
トラブルシューティング:それでも日本語にならない場合は?
- 設定の反映には再起動が必要なことが多いです。
- Gnomeの「Region & Language」から再度日本語を選択してみましょう。
~/.xprofile
にexport LANG=ja_JP.UTF-8
を書き込む方法も有効な場合があります。
まとめ:Ubuntuでも日本語は問題なく使える!
Ubuntu 24.0xでは日本語ReMixが用意されていないことで不安になる方もいるかと思いますが、実際には公式パッケージだけで日本語環境を問題なく構築できます。
私自身、WindowsからUbuntuへ移行したユーザーですが、今ではメインPCとしてUbuntuを使っています。特に以下の点で利便性を感じています:
- GIMPやOpenShotなどの有力アプリが無料で使える
- 日常の作業の多くはブラウザで完結する
- 軽量で古いPCでも快適に動作する
Officeソフトや年賀状ソフトなど、Windows特有の用途以外ではUbuntuで不自由することはほとんどありません。
最後に
Ubuntuに少し不安を感じている方へ——最初の1週間は戸惑うかもしれませんが、必ず慣れます。そして慣れた頃には、「もうWindowsに戻れないかも」と思うかもしれません。
この記事が、皆さんのUbuntuライフのスタートを助ける一助となれば幸いです。